2009年10月12日

酸性河川の水を普通の水に変えるダム

ニュースでは「八ッ場ダム」「川辺川ダム」
計画中止が注目を集めていますが、
私たちの生活にとって「ダム」とは
どんな役割があるのでしょうか。



ダムには、水道水などの水源や
電力の供給などをおこなう「利水ダム」、
洪水を防ぐためなどの「治水ダム」、
両方の機能を持つ「多目的ダム」
などが知られています。


数々ある日本のダムの中で、
群馬県の品木ダムというのは
「水質改善」を行うという、
前述のダムとは別の機能を
もっているのだそうです。

それはなぜか。



このダムには、草津白根山に由来する酸性河川
(湯川・谷沢川・大沢川)の水を貯めています。

この山は硫黄の成分がいっぱいの火山。

雨が降るとその成分がとけだし酸性の水となり、
川に流れ込み、強い酸性河川となってしまったのです。


鉄やコンクリートも溶かしてしまう川の水が流れこんでいる、
下流の吾妻川は魚も棲まない「死の川」となり、
飲料水や農業用水にも使うことができないので、
生活にも影響がでてきます。

そのため、生きた水にするために
「河川の中和」が必要となるのです。



様々な実験の結果、中和工場の役割を持つのが
この「品木ダム」なのです。

中和のために投入される、
炭酸カルシウム(石灰)と酸(硫酸・塩酸)との
化学反応の結果によって生成される物質をダムに沈殿させ、
中和反応を促進させるのだそうです。


そして、中和された水は、発電や農業・工業用水、
生活水として利用されるようになり、
魚が棲める川が甦ったといいます。


自然の力だけでは普通の水にするのが
難しかったことを、このダムを作ったことによって、
実現ができたのですね。


【参考サイト】
品木ダム水質管理所
【群馬県】品木ダム - 【猫と建築】 ブログ館


posted by はっち at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水と環境

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