神奈川県丹沢エリアの自然再生プロジェクトとして
『水源涵養(かんよう)林』の整備活動を推進する協定を、
自治体と締結したというニュースを目にしました。
このメーカーでは、工場でくみ上げる地下水の水源を守る活動を、
各地で実施しており今回の丹沢で10カ所目になるのだとか。
『水源涵養林』とは、雨や雪などの降水を土壌に浸透・保水させ、
河川へ水を供給する機能を持っている森林のことをいいます。
そのため、水源涵養機能の高い森林というのは、
「清浄で豊かな水」を作り出すことができるのです。
落葉などの堆積物や微生物が棲んでいる土壌を雨水などが通過。
そして、窒素やリンなどが土に吸着・ろ過され、植物に吸収されていくなかで、
水が浄化されていきます。
河川の上流域にある森林の水源涵養機能が低いと、
水質の悪化を招き、水害も発生しやすくなるので、
私達の生活にも大きく影響をしてきます。
森林の機能を保全・再生させることはとっても大切。
子供達に水の大切さを知ってもらうために、
水に関する授業を行う「水育」にも、このような『水源涵養林』というのは、とっても大切。
「緑のダム」といわれる水源涵養林が、
一つでも多く増えるようになるといいですね。
【参考サイト】
丹沢再生で協定 神奈川県とサントリー - MSN産経ニュース
「サントリー『天然水の森 丹沢』自然再生プロジェクト」神奈川県と協定を締結 2009.12.25
ニュースリリース サントリー
水源涵養林ー山陽小野田市
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